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知っているようで知らない「動画・映像翻訳」

映画館

ハリウッド映画などの海外映画はもちろんのこと、最近は動画配信サービスが普及したことにより、海外の映像作品がとても身近な存在になりました。こういった映像作品を多くの日本人が楽しむためには、映像翻訳の仕事が欠かせません。さらに近年は企業等が、コーポレイトサイト上やSNSで、PR動画や広告動画を作成することも増えてきており、動画や映像翻訳は需要の多い翻訳分野になりつつあります。今回は、動画・映像翻訳の違いや特徴などについてお話していきます。


動画・映像翻訳の種類:「字幕翻訳」と「吹き替え」の特徴

動画・映像翻訳の手法は、大きく分けて「字幕翻訳」と「吹き替え」の2種類があります。

スペースと時間の制限がある「字幕翻訳」

「字幕翻訳」とは、制限されたスペース(文字数)と時間内に収まるように、オリジナルの映像作品を翻訳し、字幕を制作する作業です。視聴者が目で追える程度の文字数を考慮しながら、制限された字幕スペースと時間に合わせて訳文を作成する必要があります。もちろん、翻訳した字幕は、その場面に合致する内容でなければいけません。

字幕のスペースは1列あたりおよそ30文字まで表示でき、一度に2列まで映せるのが通常なので、最大文字数はおよそ60文字になります。ただし、常に最大60文字の文字数を使えるわけではありません。一つの場面で字幕が表示される時間は、登場人物が話す時間により大きく左右されます。その時間により使える文字数も変わってきます。

例えば会話の場面では、会話の間隔が広ければ、その分字幕が表示される時間も長くなるため、字幕の文字数が多くなっても問題ありません。一方で会話の間隔が短い場合、会話相手が話した言葉が数秒しか表示されないため、字幕も短くまとめなければなりません。こういった制限がある中で翻訳をしなければならない点が、字幕翻訳の特徴と言えます。

ほかに字幕翻訳の作業において労力がかかるのが、タイムコードの設定です。タイムコードとは、一場面の切り替わりを数値化したフォーマットです。オリジナルのタイムコードがない場合、手動で登場人物の話すタイミングに合わせてタイムコードを設定する必要があります。例えば、20分の映像に字幕をつける場合、翻訳に数時間、タイムコードの設定にその倍の時間がかかると言われています。

「字幕翻訳」とはまったく別の「吹き替え」

「吹き替え」は、字幕翻訳と似ているように見えますが、作業工程が大きく異なります。吹き替えの場合、登場人物の動作などに合った自然な形に仕上げなければならないために、原文と同じ長さとなるよう翻訳する必要がなります。それが難しい場合は、少し長めの吹き替えを作成するか、登場人物が話していないタイミングにも吹き替えを挿入するかのどちらかの手法をとります。

吹き替えは、いくつかの点において字幕翻訳より簡単だと言われています。まず、吹き替えには字幕のような表示のためのスペース制限がありません。また、オリジナルの音源が吹き替えで上書きされる形になるため、登場人物が話した内容と合致させることに比重を置いて翻訳ができます。

また、オリジナルに大幅な変更を加えることも可能であり、自由度も高くなっています。例えばアニメ作品などの吹き替えの際は、現地の文化や価値観、あるいは法的な規制などに適した吹き替えにするため、登場人物の名前やキャラクターとしての特徴などを変更する場合もあります。日本ではスモーカーとして有名なキャラクターが海外版ではタバコではなく飴をくわえている、なんていう話が有名ですが、そういった場合はキャラクターのセリフも変更することになります。

企業のPR動画や教育コンテンツは「字幕翻訳」か「吹き替え」どちらが最適?

企業で動画を翻訳する場合、「字幕翻訳」と「吹き替え」のどちらが最適でしょうか?PR動画などで文章量の少ないものは「字幕翻訳」で対応できるかもしれません。教育画像などの情報量が多い場合には「吹き替え」の方が向いていることが多いです。また、両方とも翻訳費用には、音声の書き起こし費用が含まれることがあるので、スピーチ原稿などがあると翻訳費用を抑えることができます。

ただし、修正が発生する場合「吹き替え」の場合は、スタジオと声優を再度手配するなど、制作に近い料金が発生する場合があります。一方「字幕翻訳」は動画の修正ですむので、比較的安価に修正ができます。

映像翻訳に必要とされる知識と技術

字幕・吹き替えにかかわらず、映像翻訳にはいかなる内容の映像作品にも対応できる幅広い知識が必要になります。たとえば、裁判や警察、病院などが舞台の作品を翻訳する場合は、多くの専門用語や知識が求められます。

会話の中にも、業界用語や口語表現、暗示的意味合いが多く含まれています。そのため、オリジナルの映像がつくられた場所の文化的背景や習慣なども深く理解しておく必要があります。

また、字幕制作や、吹き替えの後のナレーションのついた動画制作の技術も必要です。

翻訳を依頼する場合には、翻訳だけでなく「字幕」や「吹き替え」がついた動画を納品できる翻訳会社だと手配は楽になります。

まとめ

動画・映像翻訳は、映画、テレビ、テレビゲームから企業のプロモーションビデオ、教育コンテンツなど、多岐にわたります。幅広い分野にわたり柔軟に対応でき、字幕と吹き替えという異なった手法に対応できる翻訳会社もあります。予算や期間によっても、異なりますので、まずは翻訳会社に相談をしてみることをおすすめいたします。


アークコミュニケーションズの動画・映像翻訳サービス

アークコミュニケーションズは、動画・映像翻訳について多くの実績があります。

〇 日系大手メーカー:「代表メッセージ」の吹き替え翻訳・ナレーション付き動画制作

〇 外国語学校:「映像テロップ」の日英翻訳

〇 映像配信会社:「映像・音声」のインドネシア語から日本語翻訳

〇 電機メーカー:「広報映像」の字幕翻訳

〇 コンテンツ企画製作会社:「プロモーション動画」の字幕翻訳

担当する翻訳者は、各分野の背景知識にも深い見識を持っています。目に見える部分、見えない部分、両方に注意を払ってこそ品質の高い翻訳が完成するのです。

動画・映像翻訳サービスのお見積もりは無料で承っております。お気軽にお問い合わせください。

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